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ブスルファン・抗がん剤の概要
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分類-アルキル化剤 |
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商品名 ブスルフェクス 製造販売 大塚製薬
マブリン 製造販売 大原薬品 |
ブスルファンは 1953 年ロンドンの王立がん病院の研究者により,抗がん剤であるナイトロジェン・マスタード の作用機序や,毒性の少ない物質を探している中で発見された薬剤です。
アルキル化剤ですが,スルホン酸エステル系に分類されています。
おもに慢性骨髄性白血病の治療に使用されています。
胃腸からの吸収率が高く,経口剤としてもつくられています。
2006年に注射剤として承認されたブスルフェクスは,同種造血幹細胞移植の前処置に使用されます。
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治療対象となるがんの種類
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慢性骨髄生白血病,ユーイング肉腫の他,造血幹細胞移植の前治療,神経芽細胞腫の自家造血幹細胞移植の前治療
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投与法
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経口の内服薬で,慢性骨髄性白血病では,成人では1日4〜6mgを投与。
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主な副作用
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骨髄抑制が強くあらわれやすいという特徴があり,感染症や貧血,出血がみられることがあります。
また,注意が必要な副作用として間質性肺炎・肺線維症があり,回復が困難なため,注意が必要です。
特に肺障害は回復が困難なので注意が必要です。また,長期間使用した場合,白血病や固形がんなどの二次発がんを引き起こす場合もあります。
その他の副作用として,吐き気,嘔吐,口内炎,脱毛,色素沈着,白内障,黄疸,腎障害や発疹などがみられます。
また,この抗がん剤は性腺に影響を及ぼし,男性では陰萎,皐丸萎縮,無精子症,女性では無月経などがみられます。
また,長期連用した場合に,白血病や固形がんなどを引き起こすという症例もあります。
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使用上の注意 |
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ぜきや息切れ,発熱がみられた場合,間質性肺炎の可能性がありますので,すぐに医師に報告してください。
発熱や悪寒,排尿痛,血尿,出血,頭痛,動悸,息切れなどがみられた場合にも,医師に報告してください。
この抗がん剤は催奇形性が報告されており,治療中は避妊が必要です。授乳は中止してください。
また,肝機能障害や腎機能障害,心障害などがある人は投与に注意が必要です。
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