病期 |
進行状態 |
治療法 |
0期 |
がんが粘膜内または上皮内にとどまる
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表在性乳頭がんでは内視鏡による経尿道的切除術
切除が困難な場合や上皮内がんでは,膀胱内注入療法(抗がん剤治療やBCG) |
1期 |
がんが粘膜の下まで浸潤しているが,筋肉層には及んでいない |
経尿道的切除術か,悪性度の高い場合は膀胱全摘出術を行う。 |
2期 |
がんが筋肉層まで浸潤 |
開腹手術による膀胱全摘出術および骨盤内リンパ節郭清を行う。
切除後,尿路変更術を行う。
抗がん剤治療は手術や放射線療法との併用でおこなう
抗がん剤は2種類以上を併用する(多剤併用法)
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3期 |
がんが筋肉層を越えて浸潤
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4期 |
a |
がんが前立腺,子宮,膣,骨盤壁,腹壁など近接する臓器に転移している。 |
周囲の浸潤臓器をふくめた広範切除を行う。
抗がん剤治療は手術や放射線療法との併用で行う。抗がん剤は2種類以上を併用する。 |
b |
遠隔転移している。 |
緩和療法。進行を抑えるために全身の抗がん剤治療を行うこともある。 |