膀胱がん

   
       膀胱がんの抗がん剤治療        

抗がん剤治療と副作用のすべて

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膀胱がんとは 

 
 
   
膀胱がんは,泌尿器がんのなかでは,前立腺がんについで多いがんであり,喫煙者や化学染料などを
扱う人に多いといわれています。

膀胱壁の外側には,平滑筋層があり,内側は粘膜でおおわれています。この筋層は弾力性に富み,尿がたまるにつれ袋状にふくらむことができます。

膀胱の内側は,尿路上皮と呼ばれる伸び縮みしやすい層でおおわれています。膀胱がんのほとんどは,この尿路上皮から発生します。

膀胱がんの発生件数は年間1万8千人程度で,毎年約6千人が亡くなり,罹患する年齢は40〜50才以上が多く,男性に多く発症しています。

膀胱がんの5年生存率は60〜80%と,予後はよいがんですが,膀胱がんは膀胱内に再発しやすいという特徴があり,定期的な検診が必要です。

    膀胱がんと膀胱の構造   スポンサードリンク         
   
 
   
       
膀胱がんのステージ(病期)
 
T分類(T:局所の腫瘍の進行レベルと膀胱がんの種類)
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     Tis    Ta      T1     T2      T3        T4
     
Tis:上皮内がん 
Ta:乳頭状表在がん
T1:粘膜下層まで浸潤している表在がん
T2:筋層なかばまで浸潤している浸潤がん
T3:筋層なかばを越えている浸潤がん
T4:膀胱壁を越え,近接の臓器にまで拡がっている転移がん
     
 

膀胱は内側から,膀胱上皮(粘膜),粘膜下層,膀胱筋層,膀胱漿膜,周辺の脂肪という5つの層からできています。

このうち,がんが膀胱上皮や粘膜下層にとどまっているものを表在性がん,筋層と漿膜および,隣接する臓器にまで広がるものを浸潤性がんと呼んでいます。

がんの割合は表在性がんが70%,浸潤性がんが20〜30%ですが,表在性がんと浸潤性がんのほかに,膀胱の上皮に平たく広がる上皮内がん(Tis)があります。

内視鏡で発見しにくい上皮内がんは悪性度が高く,早期に筋層にはいりこむので,注意が必要です。

樹木に似た形状を持つ,表在性がんでは,4〜5cmの大きさになっていても,粘膜下層にとどまっていることが多く,内視鏡手術で完全に切除することができます。

一方の,浸潤性がんは,1〜2cmしかなくても,筋層まではいりこんでいることがあり,表在性がんが悪化したのではなく,短期間で浸潤性になるタイプだと考えられています。


   TNM分類(T=局所の腫瘍の進行度 N=リンパ節への転移 M=他臓器への転移)
病期 進行状態 治療法
0期 がんが粘膜内または上皮内にとどまる
表在性乳頭がんでは内視鏡による経尿道的切除術
切除が困難な場合や上皮内がんでは,膀胱内注入療法(抗がん剤治療やBCG)
1期 がんが粘膜の下まで浸潤しているが,筋肉層には及んでいない 経尿道的切除術か,悪性度の高い場合は膀胱全摘出術を行う。
2期 がんが筋肉層まで浸潤 開腹手術による膀胱全摘出術および骨盤内リンパ節郭清を行う。
切除後,尿路変更術を行う。
抗がん剤治療は手術や放射線療法との併用でおこなう
抗がん剤は2種類以上を併用する(多剤併用法)
3期 がんが筋肉層を越えて浸潤
4期 a がんが前立腺,子宮,膣,骨盤壁,腹壁など近接する臓器に転移している。 周囲の浸潤臓器をふくめた広範切除を行う。
抗がん剤治療は手術や放射線療法との併用で行う。抗がん剤は2種類以上を併用する。
b 遠隔転移している。 緩和療法。進行を抑えるために全身の抗がん剤治療を行うこともある。 
         
        

         
   

膀胱がんの治療

   
膀胱がんの治療は外科手術が中心です。抗がん剤治療では比較的効果の高い治療法が確立しているため,手術と抗がん剤治療を併用することで,治癒や延命が可能となっています。

また,抗がん剤治療に放射線療法や免疫療法を併用する場合もあります。



表在性がんの治療


表在性膀胱がんでは,多くの場合,尿道から内視鏡をいれて切除する「経尿道的膀胱腫瘍切除術」と呼ばれる内視鏡手術がおこなわれます。

しかし内視鏡手術をしても,50〜60%で再発が見られ,再発をくり返すうちに,筋層や尿管に浸潤することがあります。

表在性膀胱がんでは,がんが再発しやすいかどうかと,浸潤しやすいかどうかを判定するリスク分類がおこなわれ,低リスク群・中リスク群・高リスク群の3つにわけられます。

再発を防ぐための薬物療法は,このリスク分類によって異なります。

低リスク群では,内視鏡手術のあと24時間以内に1回のみ,マイトマイシンCやドキソルビシンを膀胱内に注入します。

最も効果が期待できるのはBCGを膀胱内に注入するBCG注入療法ですが,約30%の患者に血尿や頻尿,肉芽腫性前立腺炎などの副作用が見られます。

BCGは結核予防ワクチンの毒性を弱めたもので,膀胱内の粘膜に作用するだけでなく,膀胱内にはいった結核菌が免疫細胞を活性化させる効果もあります。


中リスク群では,手術後1回の抗がん剤などの注入の後に,手術の傷が治る2週間後に,抗がん剤を何回かにわたって注入する方法と,BCGを週に1回のペースで,6〜8週にわたって注入する方法があります。抗がん剤は,ゲムシタビンやエピルビシンが使用されます。

高リスク群では,BCGを6〜8週間注入する導入療法だけでなく,間隔をあけながら1年間,注入療法をつづけます。この治療で腫瘍が残ってしまった場合には膀胱全摘手術となります。


上皮内がんの治療


上皮内がんは粘膜中に薄く広がるがんで,広がりがわかりにくく,手術でがんのみを取ることが難しいため,まずBCG注入療法を試み,がんの消失と再発予防を狙います。

抗がん剤治療のスケジュールは表在性膀胱がんと同じですが,期間を区切らずに治療を継続することもあります。

これでがんが消滅することも多いのですが,BCG注入療法の効果がなければ,膀胱を全摘する手術が必要です。


進行がん・浸潤性膀胱がんの治療


進行がんである浸潤性膀胱がんでは,根治的膀胱摘除術と骨盤リンパ節郭清をおこない,切除された膀胱の代わりに尿路を造設する手術をします。手術前や後に抗がん剤治療を加えることもあります。

このときの抗がん剤治療の中心はシスプラチンで,ここにアドリアマイシンやビンブラスチン,ゲムシタビンといった抗がん剤を併用します。

手術前と後のどちらで抗がん剤治療をした方がより有効かについては,まだ,はっきりと結論が出ていません。

転移がんや再発がんでも,シスプラチンを中心とした多剤併用療法による全身化学療法を実施します。


進行がん・浸潤性膀胱がんの動注化学療法


浸潤性膀胱がんがんであっても,がんの大きさが3センチ以内で1個しかなければ,動注化学療法という膀胱温存療法がおこなわれます。

この治療法は,筑波大学方式ともいわれ,膀胱内視鏡で可能なかぎりがんを切除し,その後に動注化学療法と放射線療法を併用するというものです。

動注化学療法では,足のつけ根の大動脈から細いカテーテルを入れ,先端を膀胱に近い動脈まで,到達させます。

この後,抗がん剤のメトトレキサートとシスプラチンを1週目,3週目,6週目と3回注入すると共に,膀胱周辺とリンパ節に放射線を照射します。

がん細胞が残存していれば,全摘手術となりますが,この膀胱温存手術の治療成績は全摘術以上といわれています。

動注化学療法では,重い症状がでることはあまりありませんが,抗がん剤と放射線の副作用として,膀胱粘膜の血管が炎症をおこし,血尿がでることがあります。


全身化学療法として有効なGC療法とMVAC療法


現在,膀胱がんに対して実施される標準的な抗がん剤治療としてMVAC(メトトレキサート+ビンブラスチン+アドリアマイシン+シスプラチン)療法とGC(ゲムシタビン+シスプラチン)療法があります。

ヨーロッパで行われた大規模な比較試験ではMVAC療法とGC療法は,奏効率50〜70%など,ほぼ同等の治療効果がありました。

ただし,抗がん剤の副作用はGC療法の方が少ないとの報告があったことから,近年ではGC療法を第一選択として実施する病院が増えています。

GC療法の副作用としては,吐き気・嘔吐,腎機能障害,白血球減少,脱毛,血小板減少などがみられ,MVAC療法の副作用としては,吐き気・嘔吐,腎機能障害,心機能障害,白血球減少,脱毛,血小板減少などがみられます。

最近では,吐き気を抑える新しい制吐剤の登場やその他の副作用対策によって,MVAC療法の副作用もかなり軽減され,比較的高齢の人などにも,実施可能な治療法となってきています。

また,好中球増殖刺激因子を用いて1サイクルを2週間と短縮した「High dose-MVAC療法」も行われるようになりました。

         
   
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