抗がん剤の治療効果の判定

 抗がん剤治療効果の判定には著効・有効・安定・進行の4段階があります。

 
     抗がん剤治療効果の判定   

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がん腫に効果のよって異なる効果    

抗がん剤はがんの種類によって,その効果はまちまちであり,現在では,抗がん剤だけで治癒が期待できるのは,白血病や悪性リンパ腫なの血液のがんと呼ばれるものや,胚細胞腫瘍や絨毛がんと呼ばれるごく一部のがんに過ぎません。

その他のがんは,延命や症状の改善が主な目的となります。
 効くがんと効かないがん参照

また,効果や副作用は個人差が大きく,これは主にがんのDNAや体質の違いによるものと考えられます。

現在では,がん細胞や患者の血液から,その薬剤が効果があるかどうかがある程度事前に診断するという技術が進み,患者に合わない薬剤は使用せず,適合するものだけ使用するという個別化治療が進むようになりました。その結果,延命期間も延びるようになってきています。



   
     

抗がん剤治療の効果の判定

   

現在,効果があったかどうかは,腫瘍の縮小率という客観的な基準で判定されています。悪性リンパ腫や白血病などの血液のがんでは,抗がん剤は良く効き,初日か翌日には効果があらわれますが,固形がんの多くは2週間から3週間で効果があらわれます。

効果の判定には,エックス線,CT,MRI等が使用され,腫瘍マーカーも判断するための一つのデータとなっています。通常は一ヶ月後に判定されることが多いようです。

抗がん剤は同じものを長期にわたって使用しても,あまり効果が得られないどころか,それによって悪化する場合も多く,その時の治療効果の判定により,効果が見られない場合はすぐに薬の種類や組み合わせを変える必要があります。

また,副作用は個人差が大きく,そのときの症状をみて,副作用が強く,続けることが困難と医師が判断した場合も同様の対策が必要です。


    
 

治療効果の判定基準

   

薬の効果の判定の基準はがんの種類によって異なることもありますが,通常はヨーロッパがん研究治療学会(EORTC)による「RECISTガイドライン」に基づいておこなわれます。(下図表RECIST JCOG版参照)

これらの判定の元になるのは,「奏効率」と呼ばれる,薬剤に対するがんの縮小率をもとに導きだされたものです。

下図表からもわかるように,薬剤の効果判定はCR,PR,SD,PDの4つの基準があります。

また,抗がん剤の効果をあらわすときに,「標的病変」と「非標的病変」と2種類の基準もあります。

「標的病変」というのは,治療目標とされる腫瘍のことで,CRとPRの場合は有効と判定されます。しかし,がんが進行しているケースでは,SDでも進行が止まっていたり,症状の緩和が認められれば,効果があると判定されます。

また,この判定表でPDの場合,抗がん剤投与を中止し,変更する必要があります。一方,PRやSDでは,治療は継続されますが,患者の副作用や様態を見ながら慎重に行われる必要があります。

ここでいう完全奏効とはあくまで画像診断上,すなわち,目に見える範囲での腫瘍の消失ということで,目に見えないがん細胞が残っている可能性はあります。

このような見かけ上の消失が4週間続けば,完全奏効という判定になりますが,その後もその状態が保証されるというわけではありません。
       

   抗がん剤の治療効果判定のための新ガイドライン(標的病変) RECIST JCOG版    
標的病変の
判定基準
CR=Complete Response
 (完全奏効,著効)
腫瘍の消失が4週間以上続いた場合
PR=Partial Response  
 (部分奏効,有効)
腫瘍の最長径の和の30%以上が縮小
SD=Stable Disease    
 (安   定) 
PRとPDどちらの基準も満たさない。
PD=Progressive Disease
 (進   行)
腫瘍の最長径の和が20%以上増加



腫瘍自体ではなく,胸水や腹水のような、治療目標以外の病変を「非標的病変」と呼び,これにも4つの基準があります。
 
   抗がん剤の治療効果判定のための新ガイドライン(非標的病変) RECIST JCOG版
非標的病変の
判定基準
CR=Complete Response
 (完全奏効)
すべての非標的病変が消失,腫瘍マーカーの値の正常化
IR=Imcomplete Response   (不完全奏効) 非標的病変の残存,腫瘍マーカーが正常上限値を超える。
SD=Stable Disease
 (安定) 
非標的病変の残存,腫瘍マーカーが正常上限値を超える。
PD=Progressive Disease
 (進   行)
非標的病変の明らかな増加


この他にも治療効果をあらわすときに「寛解」という表現がよく使われます。
たとえば「完全寛解」とは,完全に目に見える範囲で腫瘍が消失した状態を意味します。

しかし,すでに述べたようにCRや完全寛解になっても,これはかならずしも「がんが治った」ことを意味するわけではなく,目に見えなかったがん細胞が再び増殖することもあります。


また,「無増悪生存期間」という表現もよく使われます。これは「がんが進行しない期間」のことで,安定した状態を意味し,がんが消滅できなくても,増大もしなければ普通に生活し,延命が可能です。

その他,薬剤の投与を受けた患者のうち,ある時点で生存している患者の比率を示す「生存率」という表現も使われます。

たとえば「5年生存率」というのは,5年目に生きている患者の割合のことで,乳癌などは例外ですが,多くのがんでは,5年以降の再発は少ないため,完全に治癒した指標として,5年生存率が使用されます。



 

重視されるようになった延命

   

上記に示した腫瘍の縮小率はこれまで,抗がん剤が標準治療として確立するうえで,重要なものでした。

しかし,腫瘍がある一定の期間縮小したとしても,多くの場合,がんは薬剤耐性を獲得し,再び増殖し,増大していきます。

さらに,腫瘍が縮小したとしても,その副作用による身体のダメージから,延命が得られないというケースも多々あります。

したがって,上記のような抗がん剤による腫瘍の縮小は患者の望む延命効果とは一致するものではなく,腫瘍は縮小したが,かえって早死にしてしまうということもあります。

現在では,このようなことから,臨床試験で延命がはっきり確認できないと,その薬剤による治療法は,標準治療として認められないようになってきています。

このように延命効果が重視されるようになった背景として,分子標的薬の登場があると考えられます。

分子標的薬の作用のメカニズムは,細胞増殖の抑制がその中心であり,従来型の抗がん剤に比べ,腫瘍の縮小効果は弱いものの,延命効果は長く得られる場合が多いといえます。




     
 
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