これからの抗がん剤治療

  これからの抗がん剤治療は個別化治療

 
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これからの抗がん剤治療は個別化にシフトする

   


このページでは,現在の化学療法の実態や課題を踏まえ,これからの抗がん剤治療はどう進んでいくのか,あるいはどのような方向性が望ましいのかという点についてまとめてみたいと思います。

皆さんもすでにご存じのように,抗がん剤には副作用がつきものであり,この強い副作用が抗がん剤治療の最大の問題であるということは言うまでもありません。

最近では,「一切使用すべきではない。」とか,「化学療法を選択するなら無治療の方がいい。」という主張も一部にみられます。

確かに,多くの場合,化学療法で期待できるのは,延命効果であり,その期待される延命効果も長いものではありません。

その短い延命と引き替えに副作用で,身体をボロボロに痛めて苦しむなら,やらない方がましという考え方もでてきて当然でしょう。

しかし,薬剤は一切使わず,無治療でいるということも,患者にとっては希望がなく,つらいことであり,その状況にいったいどれほどの人が耐えられるでしょうか?

やはり,副作用が強いとわかっていても,生きる望みをかけ,抗がん剤にたよらざるを得ないということが現実ではないでしょうか。 それならば,現在ある薬剤の副作用を抑え,最大限よりよい方向で活用したいものです。


ところで,一部ではありますが,延命効果も数ヶ月ではなく,2年,3年,5年と長く続く人もいることは事実です。また,副作用の軽い人もいます。では,このような差はどうして生じるのでしょうか?

その理由は,がんは遺伝子変異による病気であり,同じ種類のがんでも,その遺伝子構造が異なっているため,薬剤の効果も異なるということが一つ。

もう一つは,薬剤を代謝する酵素をつくる遺伝子が一人ひとり異なっているからという理由があります。

さらには細胞には異物を排出するABCトランスポーターと呼ばれる機能が存在し,その能力も一人ひとり異なっています。
 

酒が飲める人と飲めない人の差が大きいことは,実際にも感じていらっしゃることと思います。

ビールコップ1杯で,真っ赤になってダウンしてしまう人もいれば,ウィスキーボトル1瓶をあけても平気な人もいます。

これは,肝臓に存在するアルコール分解酵素やアセトアルデヒト分解酵素の代謝機能の違いによるものです。

標準治療に従えば,適切な投与量は,身長と体重から割り出した計算により,算出されますが,これは上記に示したような,遺伝子の違いによる代謝量の差は全く考慮されていません。

したがって薬剤の代謝能力が低い人に,代謝能力の高い人と同じ量を投与されれば,副作用からくるダメージはとても大きなものになってしまいます。

ちなみに酒が弱い人が薬剤の代謝も弱いというわけではありません。

これからは一人ひとりの遺伝子の違い,がん細胞の遺伝子変異の違いに応じた,個別化投与法が進むべき方向であると考えますが,現在,ようやく始まったばかりといえます。

遺伝子検査をおこなうことによって,投与しても効果がみられないとか,副作用が特に強くでる人をチェックでき,不要な投与を避けることができます。

現在の化学療法の大きな問題点は,「臨床試験のエビデンス(科学的根拠)に裏付けられた標準治療という名の大義名分のもと,個々の遺伝子の違いを考慮しない画一化した投与をしていることにある。」と言っても過言ではないでしょう。



効果を事前に調べる遺伝子検査(薬理遺伝学検査)


最近になり,ようやく化学療法の個別化治療(テーラーメイド治療)の重要性がさけばれるようになりました。

個別化治療が重要視されるようになった背景には分子標的薬の登場があります。

分子標的薬は,がん細胞の表面に存在する,がん細胞特有の増殖や転移などに関する分子だけを標的にする薬剤です。

したがって,標的分子の有無や変異を調べることで,事前に効果があるかどうかが予測できるわけです。これを薬理遺伝学検査といいます。

たとえば,肺がん治療の分子標的薬として話題になったイレッサ(ゲフィチニブ)ですが,当初は効果のある人とない人がはっきり別れ,その原因がわかりませんでした。

現在ではがん細胞の表面に存在するEGFRという上皮成長因子レセプターの遺伝子が変異をおこしている場合に効果があるというということがわかっています。

EGFR遺伝子変異ある場合のイレッサのRR(奏効率)は75%以上ですが,変異がない場合は数%以下となってしまいます。

この他にも大腸がんの分子標的薬パニツムマブ,セツキシマブの有効性を確認できるK-ras遺伝子検査などがあり,保険適応にもなっています。

一方,肺がん,大腸がん,胃がん,子宮頸がん,卵巣がん,乳がん,精巣がんなどに効果のある植物アルカロイドのイリノテカンに対するUGT1A1遺伝子検査などもあります。

この検査では,抗がん剤の代謝に関与するUGT1A1遺伝子多型を調べるもので,この遺伝子多型を持つと好中球減少などの重篤な副作用があらわれるリスクが高まることが報告されています。

上記のK-ras遺伝子と,UGT1A1遺伝子の検査保険適応にもなり,一般の病院でも実施されています。

このように,一部ではありますが,遺伝子型を調べることで,その薬剤の効果や副作用の強さなども事前にわかるようになってきています。

現在,世界の製薬会社が開発を競っているのは,分子標的薬です。

今後は,このような薬剤の効果や副作用と遺伝子との関係がより明らかにされ,遺伝子検査をおこなうことで,事前にその薬剤の種類や投与量などが決定されるようになると考えられます。


     
 
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