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ジフロラゾン・抗がん剤の概要
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分類- ホルモン剤 |
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商品名 |
製造・販売 |
ジフラール |
アステラス製薬 |
ダイアコート |
ファイザー薬 |
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皮膚リンパ腫は,白血球の一種であるリンパ球が悪性化し,皮膚で増殖する疾病です。
皮膚リンパ腫の約85%はT細胞です。その約半分は菌状息肉症とよばれるもので,悪性度は低いものが多いとされています。
これらの治療には,ステロイドなどの外用薬や,インターフェロンなどの免疫療法や紫外線光化学療法,放射線療法,抗がん剤などで治療します。
これらの皮膚リンパ腫の治療に使用される合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)の外用薬です。
この薬剤は,強力で持続的な血管収縮作用を示します。
皮膚の潮紅,丘疹などの疾患をやかゆみなどを改善します。
また,難治性を含む各種皮膚疾患に優れた効果を示します。皮膚萎縮作用および副腎皮質系機能の抑制作用は、ベタメタソン吉草酸エステルとほば同等
です。
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治療対象となるがんの種類
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悪性リンパ腫,菌状息肉症
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投与法
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クリームと軟膏の外用薬で,通常1日1〜数回適量を患部に塗布します。
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ジフロラゾンの主な副作用
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副作用として,毛嚢炎,皮膚萎縮,ステロイド座瘡(ニキビ状炎症)などがあり,重篤な副作用としては,皮膚の細菌・真菌感染症,下垂体・副腎皮質系機能抑制,後嚢白内障・緑内障などがみられます。
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使用上の注意 |
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この抗がん剤は皮膚感染を伴う場合は使用しません。
細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症および動物性皮膚疾患(疥
癬・けじらみ等)に罹患している人は,この抗がん剤の治療を受けることができません。
本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある人や,鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎や潰瘍などのある人も使用できません。
第2度深在性以上の熱傷・凍傷になっている人も使用できません。
皮膚萎縮やステロイド潮紅などが発現しやすいので,、顔面,頸,陰部,間擦部位の使用には注意が必要です。
大量または長期にわたる広範囲の使用,密封法(ODT)により,副腎皮質
ステロイド剤を全身的投与した場合と同様な副作用の症状があらわれることがあるので,長期または大量使用,密封法(ODT)は難治性症例に対してのみ行います。
症状改善後は,投与回数または投与量を減少させるなど,より緩和的な局所療法へ徐々に移行していく必要があります。
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