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メチルテストステロン・抗がん剤の概要
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分類- ホルモン剤 |
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商品名 |
製造・販売 |
エナルモン |
あすか製薬 |
エネルファ |
藤沢製薬工業工 |
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メチルテストステロンは,睾丸抽出液から分離されたテストステロンをメチル化し,合成したホルモン剤です。
1952年帝国臓器製薬(現あすか製薬)は,メチルテストステロンを含む薬剤をエナルモン錠として発売しています。
この薬剤は,二次性徴が十分に起こらない男子性腺機能不全,男子不妊症,末期女性性器がんの疼痛緩和や手術不能の乳がんの抗がん剤として使用されます。
メチルテストステロンは,テストステロンよりも強力な男性ホルモン作用があるといわれ,エストロゲン依存性の乳がんなどに効果を発揮します。
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治療対象となるがんの種類
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末期女性性器がんの疼痛緩和
手術不能の乳がん
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投与法
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経口タイプの錠剤で,末期女性性器がんの疼痛緩和や手術不能の乳がんには,通常,成人1日50~200mgを服用します。
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クロルマジノンの主な副作用
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アレルギー症状などの過敏症や,男性ホルモンの作用による,声の低温化,声がれ,多毛などの男性化現象がみられます。
さらに,月経異常,色素沈着,性欲亢進,吐き気・嘔吐,食欲不振,脱毛などがみられます。
肝臓機能の異常による黄疸が引き起こされることもあります。
精神神経系では,一時的に,強い幸福感と興奮を感じる多幸症状がみられることがあります。
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使用上の注意 |
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肝障害のある患者は,肝臓への負担が増加するため,症状を悪化させるおそれがあり,投与できません。
女性胎児の男性化を起こすおそれがあるため,妊婦又は妊娠している可能性のある女性への投与はできません。
治療中は定期的に肝機能検査を行い,副作用による肝障害に注意してください。
抗血栓薬のワルファワリンカリウムと併用すると,ワルファリンカリウムの作用が増強し,出血したり,血が止まりにくくなります。
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