卵巣がん

   
 卵巣がんの抗がん剤治療     
 

抗がん剤治療と副作用のすべて

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卵巣がんの治療 

 
 
   

卵巣は子宮の近くにある2cm程度の親指ほどの臓器で,左右に1つずつあります。

卵巣では,卵胞の中に卵子があり,成熟すると卵管采(らんかんさい)から卵管を伝って,子宮に達します。

卵巣からは黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)という女性ホルモンが分泌され,妊娠と出産に関わって作用しています。

卵巣腫瘍には良性腫瘍,と悪性腫瘍(卵巣がん)と,その中間の境界悪性腫瘍があります。
卵巣にできる多くの腫瘍が良性のものですが,悪性腫瘍は1割程度を占めます。

卵巣の腫瘍の中で,最も多いのは卵巣の表面の細胞に発生する上皮性腫瘍です。他には卵子のもとになる胚細胞から発生する胚細胞性腫瘍や胚細胞と上皮の間から発生する間質性細胞腫瘍もあります。

発症年代では40歳代が最も多く,閉経後に多いがんですが,あらゆる年代の女性にみられるという特徴があります。

卵巣がんは抗がん剤が効きやすいがんであり,多くの場合,手術に抗がん剤治療を併用して,実施されています。

卵巣がんの場合,自覚症状に乏しく,進行した状態で発見されることが多く,腹水がかなりたまっていることもよくあります。

その場合,腹水からがん細胞の有無を調べる細胞診は可能ですが,穿刺生検はできません。なぜなら,針を刺すことにより,がん細胞をまき散らす可能性もあるからです。

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 卵巣がんの病期(ステージ)と治療法    スポンサードリンク
病期  病状 治療法
T期   TA
がんが発生した片方の卵巣にとどまっている
手術か術後化学療法
TB期
  がんがもう片方の卵巣にも広がっている
手術か術後化学療法
TC期
  がんが卵巣の皮膜を破っていたり
腹水中にがん細胞が認められる
手術+術後化学療法
U期
がんが子宮や卵管など骨盤内臓器に広がっている
手術+術後化学療法
V期   
がんが骨盤を超えて,腹腔内やリンパ節に転移している。
手術+術後化学療法
W期
がんが遠隔転移しているか,胸水中にがん細胞が認められる 
手術+術後化学療法
手術不能は化学療法

I期とU期の卵巣がんでは,手術で完全な切除が可能です。

IA期とIB期で,術後化学療法を行う場合は,再発予防が目的です。

IC期からV期では,手術後の化学療法は必ずおこないます。

この場合,再発予防と,残存している可能性のあるがんを死滅させるという,二つの目的があります。

W期で,がんが大きすぎて手術ができない場合,化学療法をおこない,腫瘍を縮小してから手術をすることもあります。

この術前化学療法は,70〜80%の人に効果があるとされており,手術後には,化学療法がおこなわれます。

   

卵巣がんの手術


卵巣がんは,手術の場合,開腹手術となります。

手術時に,病理検査をおこない,良性だと診断されれば手術は終了しますが,がんが進行していて,腹膜まで,広がっていれば,手術を中止して抗がん剤治療になる場合もあります。

手術が可能な場合は,両側の卵巣と卵管や,子宮と脂肪組織である大網まで切除し,リンパ節も郭清します。

がんが,片方の卵巣にしかない場合でも,原則は両方の卵巣と卵管を切除しますが,ステージがIA期で患者が出産を希望する場合,片側の卵巣と卵管をのこすこともあります。

しかし,このように片側を残せるのは,ごく一部に限られてしまいます。

すでに述べたように,卵巣がんは,他の婦人科系がんと異なり,がんの組織から病理診断を行うのは,手術でしかできず,手術は治療方法を決定するための検査の要素もあります。




卵巣がんの化学療法(抗がん剤治療)


現在,卵巣がんの抗がん剤治療の基本はプラチナ製剤とタキサン系を組み合わせる治療が一般的です。

これまでは,プラチナ製剤であるシスプラチンが使用されていましたが,吐き気・嘔吐や腎障害が強いため,最近では,それよりは副作用が少ない,カルボプラチンが使用される傾向があります。

このカルボプラチンにパクリタキセル(タキソール)を併用する治療法はTC療法と呼ばれ,これまでの臨床研究でもっとも治療効果が高い割には,副作用は比較的少ないと認められています。

カルボプラチンの投与前には,吐き気を抑える制吐剤とアナフィラキシーショックを防ぐための抗アレルギー剤を投与します。

また,TC療法が効かない場合や,TC療法のあとに再発したケースも出てきますが,プラチナ製剤が効かなくなった状態で,TC療法後,半年以内に再発した状態をプラチナ製剤抵抗性卵巣がんと呼びます。

この場合,プラチナ製剤以外の抗がん剤(イリノテカン,ゲムシタビン,ノギテカンなど)を単剤で使います。

また,半年経過した以降で再発した場合は,プラチナ製剤に対して感受性が残っているとみなされ,TC療法を再開させることも可能です。

TC療法再発後におこなわれる,シスプラチンとイリノテカンを併用するCPT−P療法では,事前に制吐剤,抗アレルギー剤を投与しますが,イリノテカンではとくに副作用として,下痢がおこりやすく,早めの対応が必要です。

その他の副作用には,骨髄抑制がみられ,白血球と血小板の減少や貧血などもあり,注意や対策が必要です。

このCPT−P療法にも効果がみられなければ,3次療法としてドセタキセルとカルボプラチンを併用するDC療法や,パクリタキセルとシスプラチンを併用するTP療法などがあります。



卵巣がんの新しい抗がん剤


最近では,プラチナ系の抗がん剤に効果がないか,化学療法後に再発したケースに,新たにリポソーマルドキソルビシン(ドキシル),ノギテカン(ハイカムチン),ゲムシタビン(ジェムザール)が承認されました。


リポソーマルドキソルビシンは,エイズ関連カポジ肉腫をの治療薬として承認された抗がん剤ですが,2009年4月には再発卵巣がんに適応拡大として承認されました。

この薬剤は,リポソームと呼ばれる超小型カプセルの中にドキソルビシンを封入した構造になっており,がんにたどりついたところで中身を放出するため,作用時間が長く,副作用も軽いというメリットがあります。

主な副作用としては,手足の皮膚に色素沈着や潰瘍ができる手足症候群の他,心筋障害,骨髄抑制口内炎,肝機能障害,間質性肺疾患などがみられます。



ノギテカンは小細胞肺がんの治療薬として承認されてた,植物アルカロイド系の抗がん剤です。

卵巣がんに対しては2011年,化学療法後に増悪した卵巣がんに対する治療薬として承認されました。

副作用としては,骨髄抑制が大きく,白血球,好虫球,血小板の著しい減少が見られます。

その他,消化管出血や間質性肺炎,吐き気・嘔吐,脱毛,口内炎や便秘,下血,発熱,倦怠感などもみられます。



ゲムシタビン(ジェムザール)は,これまで,非小細胞肺がん,膵臓がん,胆道がんなどに使用されていた代謝拮抗剤です。

高い抗がん作用を持ちながら,副作用は軽いといわれています。ゲムシタビンは2011年,がん化学療法後に増悪した卵巣がんへの適応が承認されました。

副作用は,骨髄抑制と吐き気・嘔吐,口内炎などの消化器症状が多く,発疹,発熱,頭痛,めまい,脱毛などもみられます。



アバスチンは2013年11月にこれまで大腸がんの治療薬として承認されていたものが,卵巣がんに対しても承認されました。

アバスチンは血管新生を阻害する分子標的治療薬で,他の抗がん剤と併用することでよい治療効果が得られます。


副作用としては出血,血栓症,消化管穿孔,血圧上昇などがみられます。この中で,血栓症と消化管穿孔は生命の危険にみお関わる副作用ですが,出現率は1%以下と低いものです。



 
また,分子標的治療薬のPARP阻害剤のオラパリブも注目されている薬剤です。

PARPは,DNAが損傷すると,活性化され,修復反応を行う酵素です。

がん抑制遺伝子の一種であるBRCA変異細胞にPARP阻害剤が作用することで,DAN修復機能が作用しないため,細胞自死が誘導されると考えられています。

アメリカでは,プラチナ製剤感受性再発卵巣がんに対する維持療法としてオラパリブを投与した群の無増悪生存期間は8.4カ月と,プラセボ対照群の4.8カ月に比べて,有意に延長したと報告されています。



       
   
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