子宮頸がん

   
 子宮頸がんの抗がん剤治療     

抗がん剤治療と副作用のすべて

子宮頸がんの抗がん剤治療や副作用を紹介

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子宮頸がんの治療 

 
 
   
子宮頸がん発症の最も多い年代は30〜40代ですが,最近では20代でも増加しています。


子宮頸がんの原因はほとんどがヒトパピローマウィルス(HPV)であることが知られています。

このヒトパピローマウィルスに感染してから,子宮頸がんを発症するまでに五年〜数十年かかるといわれています。

ヒトパピローマウィルス(HPV)は成人女性の半数以上が感染するとされるウィルスであり,男性器に存在するヒトパピローマウィルス性行為で子宮頸部へ感染しますが,多くの場合,免疫力によって排除され,発症するのはごく一部です。

このヒトパピローマウィルスには多くの種類がありますが,その中でもがんを発症させやすいタイプが13種類ほどあり,高リスク型と呼ばれています。

子宮頸がんは,膣に近い部分に発症する扁平上皮がんと,子宮体部に近い部分に発症する腺がんに分けることができます。

これまで,子宮頸がんでは扁平上皮がんが90%以上を占め,残りの10%が腺がんといわれていました。

ところが,子宮頸がんの検診が普及することで,扁平上皮がんが前がん病変の状態で発見されることが多くなり,扁平上皮がんが減少し,相対的に腺がんが25%以上に増加しています。

特にこの腺がんは,扁平上皮がんに比較して,早くから転移が起こりやすく,抗がん剤や放射線が効きにくいことから悪性度が高いがんでもあり,早期発見と早期治療が大切です。


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 子宮頸がんの病期(ステージ)と治療      スポンサードリンク
病期  病状 治療
0期   
がんが子宮頸部の上皮内にとどまつている
円錐切除
I期  A期
がんの浸潤(深さ)が5ミリ以内で、広がりが7ミリ以内
円錐切除
単純子宮全摘
準広汎子宮全摘
B期
  がんがIA期をこえるが,子宮頸部にとどまっている
広汎子宮全摘
術後放射線
術後化学放射線
U期 A期
がんが子宮頸部をこえているが,腹壁の下方3分の1に達していない
広汎子宮全摘
術後放射線療法
術後化学放射線
B期
がんが基靭帯に達している
V期  A期 
がんが膣壁の下方3分の1以上に達している
放射線
化学放射線
B期
がんが骨盤壁まで達している
W期 A期
がんが子宮をこえて,膀胱や直腸の粘膜にまで達している
放射線
化学放射線
B期
がんが肺や肝臓などに転移している 
放射線
抗がん剤

上記に示したように,子宮頸がんの治療法は病期によって異なります。

早期の子宮頸がんは手術によって根治できる場合が多く,可能ならば,手術を実施することが原則です。

抗がん剤や放射線は主に手術の補助や,緩和の手段として利用されてい
ます。

T期〜UA期では,手術が優先されますが,UB期や,手術ができないV期〜WA期では,放射線治療や,放射線と抗がん剤を併用する化学放射線療法が実施されています。




     


化学放射線療法


子宮頸がんの抗がん剤治療と放射線治療を同時におこなう化学放射線療法における抗がん剤治療の目的は,放射線の効果を高めることにあります。

病期のIB期からWA期では,この化学放射線療法がおこなわれる場合があり,併用される抗がん剤の中心となる薬剤はプラチナ製剤のシスプラチンです。

このシスプラチンは,効果が高い反面,吐き気・嘔吐,や腎臓機能障害,骨髄抑制など様々な副作用が強くあらわれやすいという難点もあります。

子宮頸がんでは,シスプラチンを単独で使用する場合と,併用する場合があり,併用される薬剤としては,パクリタキセル,フルオロウラシル,イリノテカンなどがあります。

また,シスプラチンの代わりに。同じプラチナ製剤のカルボプラチンやネダプラチンが使用されることもあります。

化学放射線療法の対象となるのは,病期,IB期〜HB期の患者で,手術後の再発を防ぐ目的で実施されます。

また,IB期〜V期で手術不能な患者や手術を望まない患者にも実施されています。


術前補助化学療法と粒子線治療


IB期では,他の部位に転移しているリスクがあります。

このような場合,転移している可能性のある微少ながんを死滅させ,腫瘍を小さくしようとする目的で,手術のまえに抗がん剤投与をおこなう術前補助化学療法が試みられます。

また,子宮頸がんの中でも特に,腺がんは放射線が効きにくいのですが,重粒子線や陽子線を使用する粒子線治療では,腺がんにおいても従来の放射線に比べて良好な成績が得られています。


乳がんの抗がん剤治療


診断された時点で,すでに子宮頸がんが骨盤外へ遠隔転移ていたり(WB期),治療後に再発した場合には,根治は困難になります。

出血や痛みなどの症状があれば,症状を緩和するために,放射線治療や手術をおこなうこともありますが,がんを進行させないよう抗がん剤治療がおこなわれます。

使用される抗がん剤としてシスプラチンが中心ですが,シスプラチンは副作用が強く,特に吐き気・嘔吐,骨髄抑制,腎機能障害などの副作用が起こります。

そこでシスプラチンのかわりに,おなじプラチナ製剤でも副作用の少ないカルボプラチン(パ
ラプラチン)かネダプラチン(アクプラ)が使われることがあります。

他の抗がん剤を併用する場合,5‐FUかイリノテカン(カンプト,トポテシン)が選択されます。

現在,広く使われているのは,シスプラチンとパクリタキセル(タキソール)の併用法です(TP法)。

シスプラチンによる腎障害などの副作用を避けるために,点滴の前後に大量の生理食塩水が投与されます。

その他にシスプラチンとイリノテカン(カンプト,トポテシン)を併用する治療(CPT‐P法)もあり,一部の施設ではおこなわれています。


     
       
     
  
 
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