抗がん剤治療と副作用のすべて
スポンサードリンク
がん治療のすべてがわかる −がん治療最新情報−
- contents -
胃
大腸
肝臓
食道
膵臓
肺
子宮体
子宮頸
前立腺
脳腫瘍
乳房
頭頸部
胆道
腎臓
膀胱
卵巣
骨肉腫
甲状腺
悪性リンパ腫
多発性骨髄腫
白血病
効くがんと効かないがん
副作用の種類と対処法
治療が適応となる患者
遺伝子検査と診断
治療前に確認すべきこと
化学療法の種類と特徴
抗がん剤の奏効率
アルキル化剤
抗がん剤の効果判定
代謝拮抗剤
副作用の種類と出現時期
植物アルカロイド
臨床試験と標準治療
抗がん性抗生物質
補助療法
プラチナ製剤
多剤併用療法
ホルモン剤
化学放射線療法
分子標的治療薬
局所投与法
化学療法の長所と問題点
減量抗がん剤療法
支持療法
共存療法・休眠療法
治療中の食事
免疫最大化がん治療
これからの抗がん剤治療
がん幹細胞と化学療法
化学療法Ｑ
＆
Ａ
代謝拮抗剤のページへもどる
ペントスタチン・抗がん剤の概要
分類-代謝拮抗剤
商品名 コホリン
製造販売 化血研，日本化藥
ペントスタチンは代謝拮抗剤に分類され，１994 年にヘアリーセル白血病の治療薬として承認されています。
この薬剤はアスペルギルス・ニデュランスと呼ばれる細菌から合成される抗がん剤です。
メルカトルプリンやフルダラビンと同様のプリン代謝拮抗剤で，酵素アデノシンデアミナーゼ (ADA）を阻害することで，DNAの合成を阻害し，抗腫瘍効果を発揮します。
ペントスタチンの治療対象となるヘアリーセル白血病に対しては，インターフェロンαも高い奏効率は示すものの，完全寛解率は低く，多くが再発します。
これに対し，ペントスタチンは完全寛解率が高く，寛解持続時間も長いとされています。
ペントスタチンの治療対象となるがんの種類
ヘアリー細胞白血病，成人Ｔ細胞白血病に使用され，慢性リンパ性白血病にも効果が認められています。
投与法
粉末の注射剤で，体表面積に合わせた量を生理食塩水と混合し使用します。
成人T細胞白血病リンパ腫では隔週ごとに4回，ヘアリーセル白血病では1〜2週間に1回の割合で，静脈に注射します。
ペントスタチンの
主な副作用
吐き気・嘔吐，腹痛，食欲不振などの消化器症状の他に，倦怠感，発熱などがみられます。
重い副作用として，白血球減少や血小板減少などの骨髄抑制による感染症や貧血などがあります。
また，腎不全や溶血性尿毒素症候群（ＨＵＳ）などの重いの腎障害や肝機能障害なども起こる胃ことが報告されています。
使用上の注意
抗ウィルス治療薬ビダラビンの注射剤と併用すると，肝不全や急性腎不全あんどの重篤な副作用を引き起こすことがあるので，併用できません。
アルキル化剤のシクロホスファミドまたはイホスファミドとの併用で心臓に対する毒性による死亡例も報告されており，併用はできません。
同じ代謝拮抗剤のフルダラビンとの併用で，致命的な肺への毒性を引き起こすおそれがあり，併用できません。
本剤を使用中は適宜，血液検査，腎機能検査，肝機能検査を受け，特に腎機能障害がある人は頻回に受ける必要があります。
胎児に対する毒性や催奇形性が報告されているため，妊婦または妊娠の可能性がある人は使用できません。授乳は中止してください。
代謝拮抗剤のページへもどる
スポンサードリンク
末期でもあきらめない！ 世界が認めた抗ガン漢方薬！ サンプル無料！
Copyright(C)2013 All Rights Reserved
