|
|
|
|
|
|
|
デガレリクス・抗がん剤の概要
|
|
|
分類- ホルモン剤 |
|
|
|
|
商品名 |
製造・販売 |
ゴナックス |
アステラス製薬
フェリング・ファーマ
|
|
デガリクスは,神経細胞から放出されるGnRH (性腺刺激ホルモン放出ホルモン)に対するアンタゴニスト製剤(拮抗薬)です。
下垂体GnRH受容体と結合して,GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)の結合を阻害することで,下垂体からの黄体形成ホルモン(LH)の放出を抑制することで,精巣からのテストステロン分泌を抑制します。
このテストステロンは前立腺がんの増殖を促進させるため,この抗がん剤によるテストステロンの減少により前立腺がんの増大を抑制します。
|
|
|
|
治療対象となるがんの種類
|
|
|
前立腺がん
|
|
投与法
|
|
通常,初回は240mgを1ヵ所あたり120mgずつ腹部2ヵ所に皮下注射します。
2回目以降は初回投与4週間後より、80mgを維持用量として腹部1ヵ所に皮下注射します。
4週間間隔で投与を繰り返します。
|
|
デガレリクスの主な副作用
|
|
|
注射部位に疼痛や,注射部位の硬結・紅斑・腫脹・熱感などもみられます。
その他の副作用として,ほてり,体重増加,発熱,高血圧などもみられます。
重篤な副作用として間質性肺疾患,肝機能障害,糖尿病の悪化,心不全,血栓塞栓症なども報告されています。
|
|
使用上の注意 |
|
|
この抗がん剤の成分に対し過敏症の既往歴のある場合は使用できません。
間質性肺疾患またはその既往歴のある場合は注意して使用する必要があります。
|
|
|
|
|
|