植物アルカロイドの特徴と副作用

 植物アルカロイドの特徴と副作用の一覧

   
       植物アルカロイドの特徴と種類    

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植物アルカロイドとは

   

様々な植物から抽出した有毒成分が,植物アルカロイドであり,この成分は細胞内に存在する微小管に作用したり,DNA複製に関与する酵素を阻害したりして,がん細胞の増殖を抑制,死滅させます。



植物アルカロイド開発の経緯

   

1952年がん研究者のロバート・ノーブルはニチニチソウの葉から抽出した成分が白血球の産生を抑えることを発見し,抗がん剤として利用できると考えました。

この物質を抗がん剤「ビンブラスチン」と命名し,さらに,同じ植物からやはり抗がん効果をもつ別の成分「ビンクリスチン」も分離することに成功しました。

これらの薬剤は悪性リンパ腫などに対する有力な抗がん剤として知られるようになり,現在,広く使われるようになりました。

この研究が成功したのをきっかけに,これ以降,有毒植物から抗がん効果のある物質を探す試みが続けられ,さまざまな抗がん剤が開発されました。

針葉樹のイチイの成分からは,タキサン系と呼ばれる抗がん剤「パクリタキセル」や「ドセタキセル」が,また落葉樹の高木カンレンボクからは「イリノテカン」や「ノギテカン」が開発されました。

このような植物由来の抗がん剤を総称して、「植物アルカロイド」と呼びますが,その機能から「ビンアルカロイド系」「タキサン系」「トポイソメラーゼ阻害剤」の3種類に分けることができ,それぞれ,作用や副作用も異なります。


ビンカアルカロイド系 

   

ビンカアルカロイドとは、二チニチソウから抽出した成分,あるいはその成分を少し変化させたもので,代表的な抗がん剤として,「ビンクリスチン」や「ビンブラスチン」があります。


作用機序     

ビンカアルカロイドは,細胞分裂時に重要なはたらきをする細胞内の微小管に作用して,がん細胞を死滅させます。

ビンカアルカロイドが,がん細胞に取り込まれると,この物質は微小管の形成を阻害して,分裂後の細胞に染色体を運ぶことができなくなり,がん細胞は死んでいきます。


特徴     

ビンカアルカロイドはあるがん細胞がビンカアルカロイドの一種に耐性を持つようになり,効果があがらなくなっても,別種のビンカアルカロイド投与で治療効果を示すことができるという特徴があります。

このビンアルカロイドは,がん細胞がDNAの複製を終え,分かれようとする細胞分裂期のみに作用します。

したがって,細胞分裂を活発に繰り返す細胞に対して,、より効果をもたらすという特徴をがあります。


薬剤の種類     
 
ビンカアルカロイド系の薬剤としては,ビンクリスチンやビンブラスチン,ビンデシン,ビノレルビンがあります。

ビノレルビンは新しい薬剤で,副作用が比較的軽く,肺がんや乳がんなどにに高い治療効果をもつ薬剤です。


投与方法     

ビンカアルカロイドは,点滴または注射で静脈に投与します。
特に,抗がん剤の成分がが皮膚や組織にもれ出すと重度の炎症を引き起こすので,注意が必要です。

適応となるがんの種類     

ビンカアルカロイド系は,白血病やリンパ腫などに対して高い治療効果を示す他,精巣がん、神経芽腫,乳がん悪性黒色腫などにも使用されます。また,ビノレルビンは肺がんにも使用されています。


副作用     


ビンカアルカロイド系の特徴的な副作用は神経障害です。末梢神経の異常のために手足がしびれたり,痛みを感じたりすることがあります。また,自律神経の異常により,尿や便が出にくくなったりします。

特に,ビンクリスチンは,神経障害が強く現れます。反面,この薬剤は骨髄抑制が軽いことが多いとされています。しかし,ビンクリスチン以外のビンカアルカロイド系薬剤では骨髄抑制も強く現れます。

ビンカアルカロイドはこの他ににも,吐き気,嘔吐,腹痛,けいれん,脱毛などの副作用がみられます。



タキサン系 

   

タキサン系の抗がん剤は,セイヨウイチイの抽出成分であり,代表的な薬剤として,「パクリタキセル」や「ドセタキセル」などがあります。

作用機序     

タキサン系の薬も,ビンカアルカロイドと同様,微小管に作用しますが,ビンカアルカロイド系とは逆に形成を促進します。その結果,微小管の異常な束ができてしまい,がん細胞は分裂が抑制され,がん細胞は死滅します。

タキサン系もビンカアルカロイド系と同様にがん細胞の細胞分裂期に限定して効果をあらわします。


薬剤の種類     

パクリタキセルとドセタキセルがありますが,2つとも1990年代に承認された可した比較的新しい薬剤です。

投与法     

タキサン系は点滴で投与しますが,強い全身性のアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起こすことがあるため,時間をかけてゆっくり投与します。また,アレルギー予防のため,ステロイド剤や抗ヒスタミン剤をあらかじめ投与します。

適応となるがんの種類     

この薬剤は,多くのがんに対して効果があり,乳がん,子宮がん,卵巣がん,肺がん,胃がん,脳腫瘍以外の頭部のがんなどに使用れます。


副作用     

副作用の中でも特に注意が必要なのものは,強いアレルギー反応(アナフィラキシーショック)で,呼吸困難や急激な血圧低下が起こりることがあり,これらは生命の危険にも関わります。

アレルギーは特にパクリタキセルに多く,予防のため事前にステロイド剤を投薬しなかった患者が,アレルギー反応により,死亡した例も報告されています。

タキサン系の薬は骨髄抑制が強く現れ,その時期も,他の抗がん剤に比べると比較的早く現れ,投与後1週間〜10日で現れます。その他,むくみ,筋肉痛,末梢神経の障害手足のしびれ,発熱などもよく見られます。

しかしタキサン系の薬剤は,吐き気や嘔吐などの症状は,他の薬剤よりも比較的軽いとされています。


トポイソメラーゼ阻害剤

   

トポイソメラーゼ阻害剤はDNAの切断と結合に関わる酵素トポイソメラーゼのはたらきを阻害することによって,がんを死滅させます。

作用機序     

酵素トポイソメラーゼのはたらきを阻害することで,細胞分裂時にDNAが切断されたままになり,がん細を死滅させます。

トポイソメラーゼは,DN2本鎖の一方だけを切断するはたらきと,2本とも切断するはたらきのものとに分かれます。前者をT型トポイソメラーゼといい,後者ををII型トポイソメラーゼといいます。

特徴     

トポイソメラーゼ阻害剤は,前述したように,がん細胞のDNAを切断してがん細胞を殺す薬剤です。

トポイソメラーゼ阻害剤の一つのエトポシドは,投与を中断すると,切断されたままのDNAが再び修復されてしまうため,治療中がんかん細胞に長時間薬剤を触れさせておく必要があります。

また,悪性リンパ腫などの血液のがんから固形がんまで,多くのがんに適応できるのも特徴の一つです。

薬剤の種類     

エトポシド,イリノテカン,ノギテカンなどがあります。このうちイリノテカンやノギテカンは比較的新しい薬剤で,治療効果が高い反面,しばしば副作用が強く現れることでも知られています。

 
投与法     

点滴または注射で静脈に投与します。ただしエトポシドには,静脈投与以外に経口投与もあります。これは毎日継続して服用します。

適応となるがんの種類     

多くの種類のがんに対して治療効果を持ち,肺がん,胃がん、卵巣がん,子宮がん,悪性リンパ腫などの治療に使用されます。

また,エトポシドはこれらのがんのほかに白血病や精巣がんに,またイリノテカンは大腸がんなどにも使用されています。

副作用     

トポイソメラーゼ阻害剤は副作用として骨髄抑制が強く現れます。現れる時期は薬剤によって異なりますが,一般的に投与後1〜3週間です。

吐き気,嘔吐もよく見られる症状で,特にイリノテカンはひどい下痢を引き起こすことがあります。
エトポシドはまれに強いアレルギーを起こし,脱毛が起こりやすいという特徴があります。

また,この薬剤は,二次的にがんを発症させる可能性が低いながらもあるとされています。
 
   


 

植物アルカロイドの適応できるがんと抗がん剤副作用一覧 

   


抗がん剤名
商品名
適応できるがんの種類 副作用 投与方法
エトポシド
ベプシド,ベプシドS,ラステット,ラステットS
小細胞肺がん,子宮頚がん,悪性リンパ腫,急性白血病,睾丸腫瘍,膀胱がん,絨毛性疾患 骨髄抑制,脱毛,食欲不振,吐き気,嘔吐,口内炎,発熱,倦怠感,肝障害,腎障害,間質性肺炎 内服
点滴
イリノテカン
カンプト,トポテシン
肺がん,悪性リンパ腫,子宮頚がん,卵巣がん,胃がん,大腸がん,乳がん,有棘細胞がん 間質性肺炎,腸管まひ,腎不全,肝障害,骨髄抑制,下痢,脱水,食欲不振,吐き気,嘔吐,口内炎 点滴
ノギテカン
ハイカムチン
小細胞肺がん 骨髄抑制,消化管出血,吐き気,嘔吐,脱毛,口内炎,便秘,肝障害 点滴
ビノレルビン
ナベルビン
非小細胞肺がん,乳がん 骨髄抑制,脱毛,吐き気,嘔吐,静脈炎,便秘,肝障害,間質性肺炎,腸閉塞,しびれ感 点滴
ドセタキセル
タキソテール
乳がん,非小細胞肺がん,胃がん,頭頸部がん,卵巣がん,食道がん 骨髄抑制,下痢,脱毛,吐き気,嘔吐,口内炎,しびれ感,アナフィラキー様反応,浮腫 点滴
パクリタキセル
タキソール
卵巣がん,乳がん,非小細胞肺がん,胃がん,子宮体がん 骨髄抑制,末梢神経障害,関節痛,筋肉痛,吐き気,嘔吐,肝障害,腎障害,低血圧,心筋梗塞,アナフィラキシー様反応,しびれ 点滴
ビンクリスチン
オンコビン
白血病,悪性リンパ腫,脳腫瘍,小児悪性腫瘍 便秘,腸閉塞,しびれ感,脱毛,筋まひ,神経障害,吐き気,嘔吐,肝障害 点滴
ビンデシン
フィルデシン
急性白血病,悪性リンパ腫,肺がん,食道がん 神経障害,骨髄抑制,神経まひ,けいれん,便秘,腸閉塞,脱毛,吐き気,嘔吐,肝障害,しびれ感,間質性肺炎 点滴
ビンブラスチン
エクザール
悪性リンパ腫,絨毛性疾患,胚細胞腫瘍 神経障害,便秘,腸閉塞,骨髄抑制,吐き気,嘔吐,味覚異常,レイノー現象,末梢神経炎,しびれ感 点滴
エリブリン
ハラヴェン
 
手術不能乳がんまたは再発乳がん 骨髄抑制,脱毛,倦怠感,吐き気,悪心,食欲減退,口内炎,味覚障害,間質性肺炎,骨髄抑制,末梢神経障害  静脈注射
ソブゾキサン
ペラゾリン
 
悪性リンパ腫
成人T細胞白血病リンパ腫
 
骨髄抑制,脱毛,吐き気・嘔吐,下痢,口内炎,食欲不振,肝機能障害障害,間質性肺炎  内服 


     
    
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